2013年04月10日
カーディナル3ハンドルアーム2(過去HPより)
これは2006年12月に作ったハンドルアームです。
予備リールとして自宅保管になっているもう1つのカーディナル3のハンドルアームを製作しました。基本構造は2月に製作した物と同じタイプで、M5の逆ネジの取り付け部分を前回は組み込み式にしたのですが、今回はピンをカシメて固定して多少の回転が出来るようにすることでハンドルが畳めるようにするつもりでした。
今回は前回の物のを改良するだけなので設計図は書かずに進めました。
始めに純正ハンドルと同じサイズのノブ取り付け部分をSUS304を使い旋盤で削り出しました。留めネジは純正では3.5mmのネジを使っていますが、4mmのキャップスクリューを使用します。M4のキャップスクリューそのままだとネジの頭がわずかに純正ネジよりも大きくなるため、旋盤にて頭を台形に削りました。アームに取り付ける部分は4mmの皿ビスを使い固定するようにしました。


ノブ部分が完成したので、いよいよM5の逆ネジ取り付け部分の製作を始めます。よくよく考えてみると、前作の物を改良しただけではアーム取り付けネジとM5逆ネジを取り付けるピンが干渉してしまって取り付け出来なくなることが分かりました。純正と同じ構造の物にするか、固定式にするのか・・・。
結局、固定式にする事にしました。前作と全く同じじゃ面白くないので、今回はM5逆ネジ取り付け部分を薄くしてアームを曲げて取り付ける事にしました。

M5逆ネジの製作から始めます。前回ここで非常に苦労したので、M5の逆ネジのダイスを手に入れました。基本的に前作と一緒なのであっという間に出来ていきます。今回はネジの頭を長く作ってアーム取り付け部分から真鍮がチラッと見えるようにすることにしました。
次に取りかかったのは真鍮のネジが収まる部分です。材質はSUS304を使い、軽くテーパーにして厚さは6mmにしました。2.5mmのアーム固定用の穴を2個開けて、M3のタップでネジを切ってから丸棒から切り離しました。

アルミのアームをステンレスでサンドイッチする為の薄い円盤を作りました。先ほど切り離した丸棒の残った部分にセンターの穴と固定用の穴が残っているのでそれを使いました。2.5mmの穴を3.2mmに広げてから厚さ1mmで切りました。


ここまで作ってしまうと後はアームを切り出せば完成となります。厚さ5mmのアルミのフラットバーから切り出しますが、切り出す前にフライスで軽量化のための肉抜きをした後取り付けの為の穴を開けました。純正ハンドルよりも3mm短く切り出し、プレスにてS字に曲げてローターの逃げを作りました。ヤスリで形を整えて600番のサンドペーパーでヘアラインに仕上げました。


最後に緩んで欲しくないネジにはネジロックを塗って固定して完成となりました。
予備リールとして自宅保管になっているもう1つのカーディナル3のハンドルアームを製作しました。基本構造は2月に製作した物と同じタイプで、M5の逆ネジの取り付け部分を前回は組み込み式にしたのですが、今回はピンをカシメて固定して多少の回転が出来るようにすることでハンドルが畳めるようにするつもりでした。
今回は前回の物のを改良するだけなので設計図は書かずに進めました。
始めに純正ハンドルと同じサイズのノブ取り付け部分をSUS304を使い旋盤で削り出しました。留めネジは純正では3.5mmのネジを使っていますが、4mmのキャップスクリューを使用します。M4のキャップスクリューそのままだとネジの頭がわずかに純正ネジよりも大きくなるため、旋盤にて頭を台形に削りました。アームに取り付ける部分は4mmの皿ビスを使い固定するようにしました。


ノブ部分が完成したので、いよいよM5の逆ネジ取り付け部分の製作を始めます。よくよく考えてみると、前作の物を改良しただけではアーム取り付けネジとM5逆ネジを取り付けるピンが干渉してしまって取り付け出来なくなることが分かりました。純正と同じ構造の物にするか、固定式にするのか・・・。
結局、固定式にする事にしました。前作と全く同じじゃ面白くないので、今回はM5逆ネジ取り付け部分を薄くしてアームを曲げて取り付ける事にしました。

M5逆ネジの製作から始めます。前回ここで非常に苦労したので、M5の逆ネジのダイスを手に入れました。基本的に前作と一緒なのであっという間に出来ていきます。今回はネジの頭を長く作ってアーム取り付け部分から真鍮がチラッと見えるようにすることにしました。
次に取りかかったのは真鍮のネジが収まる部分です。材質はSUS304を使い、軽くテーパーにして厚さは6mmにしました。2.5mmのアーム固定用の穴を2個開けて、M3のタップでネジを切ってから丸棒から切り離しました。

アルミのアームをステンレスでサンドイッチする為の薄い円盤を作りました。先ほど切り離した丸棒の残った部分にセンターの穴と固定用の穴が残っているのでそれを使いました。2.5mmの穴を3.2mmに広げてから厚さ1mmで切りました。


ここまで作ってしまうと後はアームを切り出せば完成となります。厚さ5mmのアルミのフラットバーから切り出しますが、切り出す前にフライスで軽量化のための肉抜きをした後取り付けの為の穴を開けました。純正ハンドルよりも3mm短く切り出し、プレスにてS字に曲げてローターの逃げを作りました。ヤスリで形を整えて600番のサンドペーパーでヘアラインに仕上げました。


最後に緩んで欲しくないネジにはネジロックを塗って固定して完成となりました。

2013年04月10日
カーディナル3ハンドルアーム(過去HPより)
2006年2月に作ったカーディナル3のハンドルアームです。
復刻のカーディナル3のハンドルアームはオリジナルのカーディナル3のハンドルアームとは違い、鉄板を折り曲げただけの簡単なものです。さらに味を出し、気分を盛り上げる為にアームの製作をしました。
まずは設計図を書きました。何を作るにしても最初の設計が肝心です。

リール本体とアームは5mmの逆ネジで取り付けられます。ネジを作る際の材質は・・・、鉄はもっての他、SUS304にしようかと思いましたがリールの雌ネジ部分の強度よりも強くなってしまいます。結局、真鍮で製作する事にしました。
アームとネジの取り付けは多少重くなりますが、SUS304の丸棒から削り出して真鍮のネジの頭が入る溝をフライスで掘りました。後は設計図通りに3mmのタップで雌ネジを作ればスペーサー兼固定部分の完成です。

アームはアルミの5mm厚のフラットバーを切り出して磨きました。磨くと言ってもピカピカにはしたくないのでヘアライン仕上げ程度で完成です。
ノブのシャフトはSUS304の丸棒を削り出して作りました。ノブの中に真鍮のパイプを埋め込んであるのでSUSでもカジリの心配は無いと思います。

耐食性を考えてネジ類はすべてステンレスのキャップスクリューを使用しました。ただひとつ気に入らないのは、ハンドルが畳めないと言う点です。やろうと思えばそう言う作りも出来ましたが、真鍮の5mm逆ネジがメッキなどをしていないので、その度に緩めたりしているとねじ山が痩せてくる可能性があり固定ハンドルとしました。

ノブ固定ネジがプラスのネジになっていますが仮に入れてあるだけです。完成時にはキャップスクリューにしました。
復刻のカーディナル3のハンドルアームはオリジナルのカーディナル3のハンドルアームとは違い、鉄板を折り曲げただけの簡単なものです。さらに味を出し、気分を盛り上げる為にアームの製作をしました。
まずは設計図を書きました。何を作るにしても最初の設計が肝心です。

リール本体とアームは5mmの逆ネジで取り付けられます。ネジを作る際の材質は・・・、鉄はもっての他、SUS304にしようかと思いましたがリールの雌ネジ部分の強度よりも強くなってしまいます。結局、真鍮で製作する事にしました。
アームとネジの取り付けは多少重くなりますが、SUS304の丸棒から削り出して真鍮のネジの頭が入る溝をフライスで掘りました。後は設計図通りに3mmのタップで雌ネジを作ればスペーサー兼固定部分の完成です。

アームはアルミの5mm厚のフラットバーを切り出して磨きました。磨くと言ってもピカピカにはしたくないのでヘアライン仕上げ程度で完成です。
ノブのシャフトはSUS304の丸棒を削り出して作りました。ノブの中に真鍮のパイプを埋め込んであるのでSUSでもカジリの心配は無いと思います。

耐食性を考えてネジ類はすべてステンレスのキャップスクリューを使用しました。ただひとつ気に入らないのは、ハンドルが畳めないと言う点です。やろうと思えばそう言う作りも出来ましたが、真鍮の5mm逆ネジがメッキなどをしていないので、その度に緩めたりしているとねじ山が痩せてくる可能性があり固定ハンドルとしました。

ノブ固定ネジがプラスのネジになっていますが仮に入れてあるだけです。完成時にはキャップスクリューにしました。